花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

2020-01-01から1年間の記事一覧

昨日のお稽古:21 Sep 2020

Hさんのお稽古をご紹介します。 昨日はちょっと欲張って盛花と投げ入れの2作をいけて頂きました。 今回のバラは程良い大きさ、形だったこともあり、作品全体のバランスがとても良いですね。基本型のコツを掴まれたようにお見受けします。 Hさん:左 バラ、ド…

trick or treat

Sosyu:雲竜柳、赤茄子、木苺 10月のイベント、ハロウィンは日本にもすっかり定着したようですね。 先日いけた赤茄子が余りにもカボチャに似ているので、気が早いですがハロウィン・バージョンでアレンジしてみました。 日本で幽霊の背景と言えば柳の木が定…

改めまして・・・

Sosyu:石化柳、ケイトウ、キキョウラン 改めまして、いけ直してみました。 暑い、暑いといっても、もうお彼岸の支度をする時節になり、流石に花のもちも良くなってきたようです。 先週のお稽古で使った花材を整理してスッキリと・・・。

キキョウラン

Sosyu:キキョウラン、グロリオーサ、木苺 実はキキョウラン、ちょっと苦手な花材です。 葉が根元から扇のように平たく広がっていて、どうしたものか・・・と思ってしまいます。 葉に細工をして変化をつけようと思っても、ニューサイランほど葉幅がないので…

我が家の秋

我が家にも秋の到来です。 Sosyu:赤茄子、ケイトウ、木苺 節句や行事の花のように折々の季節感を演出してくれる花材は色々あります。また、四季を連想させる色というのもありますね。 秋の色と言えば、樹々の紅葉や実りを象徴する赤や黄色、最近ではハロウ…

昨日のお稽古:10 Sep 2020

昨日は久しぶりに自由型のお稽古です。 Tさんには株分けの構成を、Sさんには季節感を出していけて頂きました。 左 Tさん、右 Sさん:リンドウ、ワレモコウ、フウセントウワタ、ヒメヒマワリ まずTさんの作品ですが、なかなか洒落ています。2つの株にそれぞれ…

最近のお稽古:29 Aug、9 Sep 2020 

9月に入りましたが、相変わらずの日差しに汗が止まりません。かと思えば台風の影響もあり激しい雨風に見舞われ散々なことになったり・・・。 コロナのせいばかりでなく天気がこんな具合では出歩くのも気が重いところですが、HさんとIさんは熱心に通ってくれ…

秋松講座 第1回:26 Aug 2020

草月歴代家元の右腕として活躍してこられた本部特別技術講師・秋松伸一先生の講座5期がいよいよ始まりました。 当初4月から開講する予定が伸びに伸びて、8月26日にようやく始動です。 秋松先生には西支部の野外展で毎年ご指導を頂いてきましたが、先生の講座…

「動」を伝える

演劇、舞踊、音楽のようにパフォーマンスで成り立つ芸術に対して、絵画、彫刻、陶芸などは「静」の芸術ですが、その作品からは様々な「動」を感じるものです。 いけばな作品もまたじっと動かずただそこに存在する「静」の芸ですが、時に見る人にエネルギッシ…

トクサ折り折り

細く長く真っ直ぐに伸びる緑のトクサ。 似た形状のフトイとは異なり光沢はなく、ザラザラとした肌には黒い節が規則的に並び、まるで極細の蛇のようです。 花材辞典によると常緑のシダ植物とのこと。 茎の中は空洞なので思い思いに折り曲げて表情を作ることが…

生徒の日:6 Aug 2020

8月最初のお稽古です。 コロナ感染対策をしながらの稽古にも大分慣れてきました。 その影響を挙げるならば、いけ込みの時間が短くなったことでしょうか。 元々はじっくり時間をかけていけるタイプなのですが、今は稽古場の混雑を避けるためにサクサクと作業…

先週のお稽古: 5、6 Aug 2020

先週はTさん、Iさんのお稽古がありました。 いずれも傾真型です。 左 Tさん、右 Iさん:コデマリ、トルコキキョウ、スターチス 傾真型では剣山の位置が水盤の奥に配されるため、手前に大きく水面が広がります。 この水の空間・間合いもまた作品の大きな要素…

一昨日のお稽古:1 Aug 2020

基本型を中心にお稽古されているHさんですが、今回はちょっと気分を変えて自由型の「縦長の構成」に挑戦して頂きました。 グラジオラスとオクラ、モンステラという取り合わせです。 まずは花器選びですが、花材の特徴をよく観察してから、花器の色や形、素材…

生徒の日:30 Jul 2020

昨日は稽古日、今度は私が生徒になる番です! 花材はニューサイラン、ガマ、ひまわりでした。 折ったり丸めたりと細工ができるので造形的な作品に向いた素材ですが、今回は手かずを最小限に留めてシンプルに仕上げました。 鮮やかなトルコブルーとひまわりの…

真・副・控?

Sosyu:岩南天、菊、雪柳 先週のお稽古の花材に菊がありました。葉はダメになりましたが花はまだまだしっかりしているので、岩南天と合わせていけ直してみました。 うーん、どことなく基本型に似ているような・・・。真・副・控?? 全く意識せずにいけまし…

昨日のお稽古:18 Jul 2020

Hさんもいよいよ応用花型に入りました。少しずつ手持ちのバリエーションが増えていくのは楽しいものです。この調子で引き続きお稽古に励んでいただきたいと思います! Hさん:アメリカリョウブ、クルクマ、ソリダゴ リョウブというと私はまず白い花を連想し…

一昨日のお稽古:15 Jul 2020

Iさん:岩南天、ダリア 一昨日は Iさんがお稽古にいらっしゃいました。 二度目の添え木留めは岩南天とダリアで。 今回は投げ入れに苦手意識を持ち始めている Iさんにとっては比較的扱いやすい花材が組まれていたので、これはグッドタイミング!と私も内心ホ…

花盛り!

昨日は心待ちにしていた5ヶ月ぶりのお稽古でした!! 会を取りまとめる幹事さん方のご尽力もあって、3月から休止になっていたお稽古がついに再開となり、本当に嬉しい限りです。 ただ、状況が100%改善した訳ではありませんから(むしろ東京は悪化している?…

世界のIKEBANA

このブログを始めて、フェイスブックにもリンクを貼るようにするとインド、ロシア、中国、オーストラリアなどなど世界中のいけばな愛好家(草月に限らず)からコンタクトが増えるようになりました。 想像以上にいけばなに関心を持ってくれている海外の方が多…

昨日のお稽古:1 Jul 2020

7月に入り、ようやくお稽古を再開する教室が増え始めたようですね。 私の通う教室も来週からついにスタートするということで、ヤッター!という感じです。 とは言え、油断は禁物! 稽古場でもし万が一の事態が起こったならば(縁起でもありませんが)、その…

最近のお稽古:20、23 Jun 2020 

6月はやはり雨がちな日が多く、出かけるのがためらわれることもしばしば・・・。 人間にとっては時に鬱陶しい雨ですが、植物には恵みであり、このシーズンには魅力的な花材が多く出回ります。 さて、先週はHさんとIさんが、そして昨日はSさんとTさんがお稽古…

早一年

2020年ももう半年が過ぎようとしています。 元号も令和に改まり、個人的には初めてお正月を新居で迎えて、さあ、このオリンピックイヤーは充実した年にするぞ!と張り切っていたのですが、いやはや何が起こるかわからないものですね。 自粛を心がけ数ヶ月を…

インスタライブ

先月の5月15日から4回に渡り配信された草月インスタライブですが、本日6月6日は「いけばなの日」ということで勅使河原茜家元が大トリとして登場なさいました。 第1回目は福島光加先生、2回目 石川己青先生、3回目 隅出美泉先生が担当され、その際には英語で…

さらに短く、さらに小さく・・・

キキョウラン、雪柳、カンパニュラ 三番煎じでいよいよ花が短くなりました、苦笑。 次はミニアチュールにでも挑戦しましょうか?! マトリョーシカのように順々に小さな花器にいけ変えて、色々なバリエーションを楽しんでいます。

もう一花咲かせて・・・

先週いけた雪柳、カンパニュラ、キキョウランですが、さすがに傷みが目立ってきたので、元気な枝だけをより分けていけ直すことにしました。 雪柳の葉が変色して黄色味を帯びた部分も風情があって面白いので、今回は捨てずに再利用します。 カンパニュラの蕾…

昨日のお稽古:23 May 2020

自宅教室の生徒さんはほとんどが遠方にお住まいなので、現在はコロナ自粛を受けてお稽古休止になっています。 寂しいですが、こればかりは仕方ありません。 対して今年2月から通って下さっているHさんとIさんはご近所さんなので、例外的にお稽古は継続。 休…

昨日のお稽古:13 May 2020

今回の花材は菖蒲と芍薬でした。 と言っても残念ながら菖蒲を「一花五葉」でメインにいけるには組み葉が足りなかったので、芍薬と合わせて基本型でいけて頂きました。 いずれも文字通り「華のある」花ですから、この組み合わせで果たして上手くまとまるもの…

STAY HOME の過ごし方

"STAY HOME" で皆さんどのようにお過ごしですか? この際と断捨離に励んでいる方も多いようですが、確かに良い機会かもしれません。 普段つい後回しになりがちなことに取り組むのも良いでしょう。 ・・・と、頭では思うのですが、元来が怠け者の私は結局いつ…

先週のお稽古:25 Apr 2020

IさんとHさんがレンギョウ、ひまわりで基本型のお稽古をなさいました。 左 Iさん、右 Hさん:レンギョウ、ひまわり スッと上に伸びる凛とした立真型(Hさん作品)と、柔らかく横への広がりを感じさせる傾真型(Iさん作品)。 作品の骨格をなす二本の主枝(真…

緑をいける

いけばなのお稽古仲間から久しぶりに連絡がありました。先月から長らく稽古休止が続く中、皆それぞれに窮屈で寂しい思いをしている様子です。 ご自宅でいけた作品を紹介してくれる友人もいて、とても嬉しくなりました。 私が通う稽古場は社内華道部というこ…