花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

生徒の日

初稽古

昨日は令和5年の初稽古でした。 花材は立派な梅と椿、水仙です。特に梅は立派だったので、枝の太い部分も切り落とさず、いかすように使ってみました。 あまり草月っぽくない・・・という話もありますが、初稽古ですしコンサバ路線でまとめています。 Sosyu:…

オータムセミナー「創作の秋」

先日のオータムセミナー2022「創作の秋」では4講座が実施され、その中から東京北支部研究会で講師をご担当頂いた川名哲紀先生による「プラザでしかできないインスタレーション」に参加してきました。 インスタレーション - Wikipedia 草月会館プラザ、イサム…

連花とは何か?

2022年9月11日、草月会館にて東京北支部研究会が開催されました。 川名哲紀先生を講師にお迎えし、「連花とは何か?」をテーマにご指導いただくという企画です。 「連花(れんか)」とは、三代目・勅使河原宏家元により生み出されたインスタレーションスタイ…

秋松講座・研究科 最終講義:13 Jul

草月会本部特別技術講師の秋松伸一先生が、3月末に急逝されました。ほんの数週間前の講座ではいつもと変わらず笑顔でご指導下さっていただけに、突然の訃報にただただ呆然、言葉がありませんでした・・・。 もっともっと、色々なお話を伺いたかったですし、…

アートセラピー:心をほぐす美術の力

先週末、青山の草月会館にて草月会東京北支部総会、並びに支部主催講演会が執り行われました。 第1部の総会では2021年度の報告事項と2022年度の計画案が発表され、いずれも会員の皆さまのご承認を得て、無事に終了(ホッ)。 そして第2部は芸術造形研究所…

秋松講座・研究科 第2回:16 Feb、第3回:2 Mar 2022

秋松講座・研究科の2回目は雑木を使っての「マッス」がテーマでした。まず雑木で骨組みを作り、その表面に孔雀ヒバ、イブキをワイヤーで取り付けマッスに仕上げていくという手順です。 こうして改めて作品を見るとなんだかニワトリか恐竜のようですね、苦笑…

秋松講座・研究科 第1回:1 Dec 2021

秋松講座・基礎科はひとまず区切りをつけて、今月から新しく研究科がスタートしました。初回は季節柄、クリスマス・お正月を演出する竹作品の制作です。 1人分の素材は長さ2メートルほどの丸竹が2本で、"花器"としての用途にとらわれず自由な発想で作品(オ…

秋松講座 第8回:14 Jul 2021

半年ぶりの開講となった秋松教室は、皆が楽しみにしていた竹籠作りです。 今回は160センチ長さの36割竹を使い、およそ直径40センチほどの籠を作りました(写真左)。 最初に12本の割竹で籠の底の部分を編んでいくのですが、亀甲模様に編み込む手順がなかなか…

秋松講座 第6回:20 Jan 2021

2021年最初の秋松講座は「矯める技術・留める技術」がテーマでした。 矯めのきく花木が多く出回るのこの時期だからこそということで、午前は秋松先生直伝のこみを用いて壺いけを、午後は折り矯めだけでなく、くさびを入れて矯める技も駆使して水盤に剣山なし…

秋松講座 第5回:9 Dec 2020

今回は発泡スチロールと卵の殻を使ってモザイクアートに挑戦です。 まず20センチの発泡スチロール立方体からオブジェの輪郭をスチロールカッターを使って切り出します。このカッターというのが実に優れもので、するすると面白いように切れるのでちょっと癖に…

秋松講座 第4回:4 Nov 2020

秋松講座も4回目となり、今回は彫刻に挑戦です。 丸太に彫刻をしてオブジェを作ると予告で聞いていたので、直径15センチ位の木に細工をするのだろうと思っていたら、さすが秋松講座!そんな生温いカリキュラムではありませんでした、苦笑。 一人ずつに配られ…

秋松講座 第3回:14 Oct 2020

秋松講座の第3回目のテーマは「雑木で合作」でした。 三人一組で1作品を制作します。材料は3メートル程の長い枝が3本、1.5メートル前後のやや太い枝が6本、細い枝が6本です(サルスベリ、エノキ、梅、桜など)。 まず一人ずつデザインを考えてデッサンを書…

秋松講座 第2回:23 Sep 2020

秋松講座の2回目は竹の手桶を作ること。 使う道具は竹ノコギリ、鉈、のみ、ハンマー、小刀、インパクトドライバー。 直径10cm程の丸竹から持ち手を切り出し、手桶の形の花器にしつらえる訳です。それが仕上がったら、今度はそこに遊び心をちょい足しするミニ…

秋松講座 第1回:26 Aug 2020

草月歴代家元の右腕として活躍してこられた本部特別技術講師・秋松伸一先生の講座5期がいよいよ始まりました。 当初4月から開講する予定が伸びに伸びて、8月26日にようやく始動です。 秋松先生には西支部の野外展で毎年ご指導を頂いてきましたが、先生の講座…

生徒の日:6 Aug 2020

8月最初のお稽古です。 コロナ感染対策をしながらの稽古にも大分慣れてきました。 その影響を挙げるならば、いけ込みの時間が短くなったことでしょうか。 元々はじっくり時間をかけていけるタイプなのですが、今は稽古場の混雑を避けるためにサクサクと作業…

生徒の日:30 Jul 2020

昨日は稽古日、今度は私が生徒になる番です! 花材はニューサイラン、ガマ、ひまわりでした。 折ったり丸めたりと細工ができるので造形的な作品に向いた素材ですが、今回は手かずを最小限に留めてシンプルに仕上げました。 鮮やかなトルコブルーとひまわりの…

実もの

「秋」はいけばなの幅が一段と広がる季節ではないでしょうか。 七草ばかりではありません。色づいた葉の風情が何とも言えない紅葉の枝や、実をつけ重そうにたわむ枝、コスモス(秋桜)やケイトウの花など、秋らしい花材が豊富です。 中でも「実もの」には秋…

ケイコとジシュウ

モンステラ、ガマ、ヒマワリ 私自身のお稽古の様子も少しばかり。 花材はモンステラ、ガマ、ヒマワリでした。どうしてもこの季節はヒマワリの頻度が高くなりますね・苦笑。このブログでご紹介する稽古風景のほとんどに登場している気がします。 さて、左の白…