花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

昨日のお稽古:23 May 2020

自宅教室の生徒さんはほとんどが遠方にお住まいなので、現在はコロナ自粛を受けてお稽古休止になっています。 寂しいですが、こればかりは仕方ありません。

対して今年2月から通って下さっているHさんとIさんはご近所さんなので、例外的にお稽古は継続。 休止中のフリースタイル組と違い基本型中心ですが、とても熱心に取り組んでいらっしゃるので、私もついつい張り切ってしまいます。

基本型では作品の骨格をなす三本の枝に関して、その長さ・方向・角度が決まっています。 これに倣えば誰がいけてもバランスの取れた作品になる訳(はず?笑)ですが、では誰がいけても同じ作品になるのか?と言うとそうではありません! 花材に一枝として同じものがないという点はもちろん大きなポイントですが、それ以上にいけ手の個性がそのまま作品に表れるからという点が見逃せません。 例え同じ型の繰り返しであっても、生徒さんの作品を目にする度にいつもハッとさせられる驚きや感動がありますし、時には問答を挑まれたようで冷や汗がにじむこともあります。 

私の師匠がそうであるように、生徒さんが自分の作品を気に入って納得のいくように、いけ手の個性を尊重し、作品の意図を組み入れながら手直しを進めるよう心がけています。

 

さて、今回の花材は雪柳、カンパニュラ、キキョウラン、孔雀草。 私もカットガラスの花器に合わせてシンプルに初夏らしくいけてみました。

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Sosyu:雪柳、キキョウラン、カンパニュラ
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左:Iさん、中央・右:Hさん