花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

2019-07-01から1ヶ月間の記事一覧

昨日のお稽古:29 July 2019

昨日のお稽古はお二人、「縦長の構成」を意識していけて頂きました。 花材はコデマリ、タニワタリ、花は前回とかぶってしまいましたがヒマワリです。 左 Sさん、右 Mさん:コデマリ、タニワタリ、ヒマワリ 両作品ともにタニワタリの微妙にうねる曲線がとても…

花鋏いろいろ

生け花で用いる花鋏には二つの型があります。 蕨手、あるいは池坊型と呼ばれる細身のタイプと、古流型と呼ばれる普通の鋏に近い形状のものです。草月流では前者を使います。 源造の池坊型と古流型花鋏 鋏の機能だけを考えればどちらを選んでも構わない訳です…

元の姿は・・・

日頃何気なく目にする植物、どんな風に生えているのか案外知らないものです。パイナップルがキャベツのように地面になるとか、グレープフルーツが名前の由来の通りぶどうのように鈴なりになるとか、聞いて驚く人が結構います。 例えば生け花でよく使われる葉…

レリーフ

前回の「草月いけばな展」(2019年3月20〜25日:日本橋高島屋)では初の壁作品を制作しました。第100回というメモリアルな花展で、いつにも増してユニークな企画が取り入れられた回でした。壁作品は様々な大きさの作品をパズルのように組み合わせて巨大な壁…

ホオズキ

7月にお盆を迎える東京では、店先にお供物や供花が所狭しと並んでいます。 私がいつもお世話になっている花屋さんにも立派なホオズキが出ています。 そもそもなぜホオズキが?と思い調べてみると、漢字で「鬼灯」と書くように、その形から「提灯」に見立てて…

壁の花展

今月末、東京神田神保町にある文房堂ギャラリーにて「第3回 壁の花展」が催され、四名の草月作家が思い思いの壁作品を展示します。(2019年7月29日〜8月4日) 第1回はクリスマス、第2回は夏のリゾートを思い起こさせる作品が並びました。 この展覧会の面白い…

節句

明日は7月7日、七夕です。 七夕は季節の変わり目に執り行われる年中行事「五節句」の一つで、この場合は「しちせき」の節句と読みます。 節句 | 神社本庁 ところで、五節句を全て言えますか? 1月7日 人日(じんじつ) ...七草の節句 3月3日 上巳(じょうし…

道具いろいろ

皆さんが「いけばな」を思い浮かべるシーンがあるとするならば、例えば旅館の美人女将が着物姿ではんなり花を生けているとか、どこぞのお屋敷の大奥様がためらいのない鋏さばきを披露するシーンでしょうか? (ドラマの見過ぎ?!)であれば、野外展の現場は…

巨大オブジェ

草月東京西支部が10月中旬から11月中旬にかけて立川の昭和記念公園を舞台に実施する野外展「よみがえる樹々のいのち」では、広々と雄大な敷地に雑木や竹の巨大オブジェを配して来場者の目を楽しませます。 国営昭和記念公園公式ホームページ | 日本を代表す…