花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

元の姿は・・・

日頃何気なく目にする植物、どんな風に生えているのか案外知らないものです。パイナップルがキャベツのように地面になるとか、グレープフルーツが名前の由来の通りぶどうのように鈴なりになるとか、聞いて驚く人が結構います。

例えば生け花でよく使われる葉物のハラン、ニューサイラン、ソテツ、アレカヤシ、モンステラなどなど、切り花(葉?)になる前の姿がパッとに頭に浮かびますか?

アレカヤシ、モンステラは観葉植物として鉢植えを飾ることもありますから見慣れているでしょうか。ではハラン、ニューサイラン、ソテツは?もしご存知なければ、その株の大きさに圧倒されるかもしれません。お稽古で使うのはせいぜい4〜5本ですからね。

また、これらの葉物もみな花が咲く訳ですが、その姿はそれこそ知られていないでしょう。実は今ご近所でソテツの花が咲いているんです!珍しい花ということで、目にすると幸運に恵まれるのだとか。皆さんにもちょっとおすそ分けしますね。 株の中央にヘチマタワシのように立っているクリーム色の部分が花だそうですよ。

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花の咲いたソテツとニューサイラン

葉物に限らず、花材が実際にはどんな土地にどんな風に育っているのか、どんな葉でどんな枝でどんな花が咲くのか、実はなるのか・・・。時々そんなことに思いを巡らせ、調べてみるのも面白いものです。