花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

秋松講座 第1回:26 Aug 2020

草月歴代家元の右腕として活躍してこられた本部特別技術講師・秋松伸一先生の講座5期がいよいよ始まりました。 当初4月から開講する予定が伸びに伸びて、8月26日にようやく始動です。 秋松先生には西支部の野外展で毎年ご指導を頂いてきましたが、先生の講座…

「動」を伝える

演劇、舞踊、音楽のようにパフォーマンスで成り立つ芸術に対して、絵画、彫刻、陶芸などは「静」の芸術ですが、その作品からは様々な「動」を感じるものです。 いけばな作品もまたじっと動かずただそこに存在する「静」の芸ですが、時に見る人にエネルギッシ…

トクサ折り折り

細く長く真っ直ぐに伸びる緑のトクサ。 似た形状のフトイとは異なり光沢はなく、ザラザラとした肌には黒い節が規則的に並び、まるで極細の蛇のようです。 花材辞典によると常緑のシダ植物とのこと。 茎の中は空洞なので思い思いに折り曲げて表情を作ることが…

生徒の日:6 Aug 2020

8月最初のお稽古です。 コロナ感染対策をしながらの稽古にも大分慣れてきました。 その影響を挙げるならば、いけ込みの時間が短くなったことでしょうか。 元々はじっくり時間をかけていけるタイプなのですが、今は稽古場の混雑を避けるためにサクサクと作業…

先週のお稽古: 5、6 Aug 2020

先週はTさん、Iさんのお稽古がありました。 いずれも傾真型です。 左 Tさん、右 Iさん:コデマリ、トルコキキョウ、スターチス 傾真型では剣山の位置が水盤の奥に配されるため、手前に大きく水面が広がります。 この水の空間・間合いもまた作品の大きな要素…

一昨日のお稽古:1 Aug 2020

基本型を中心にお稽古されているHさんですが、今回はちょっと気分を変えて自由型の「縦長の構成」に挑戦して頂きました。 グラジオラスとオクラ、モンステラという取り合わせです。 まずは花器選びですが、花材の特徴をよく観察してから、花器の色や形、素材…