花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できればと思います。

「創造の空間2021 TOKYO」展:3期

当初5月26日からスタートする予定だった「創造の空間2021 TOKYO」展ですが、新型コロナ感染防止措置により直前になって会期の変更を余儀なくされ、出品者の皆さんはもちろんのこと企画運営に携わるスタッフの方々も胃の縮む思いをされたことでしょう。

紆余曲折ありましたが、7月30日、無事に全6期の展示を終了ました。(※草月WEST会場は10月3日まで続きます!)

そのトリを飾ったのが3期です。折しも東京オリンピック開催中、偶然にも日の丸を連想させる紅白を取り入れた作品が多かったように感じます。もっとも今回は家元継承20周年記念行事の一環ということで、全期を通して祝いの赤が好んで使われる傾向は見られましたが・・・。

いずれにせよ、色々な意味で今頑張っている人にエールを送る展示になったのではないかと思います。

 

オンラインで鑑賞する【関東会場】家元継承20周年記念 草月いけばな展「創造の空間 2021 TOKYO」 | いけばな草月流

f:id:Sosyu:20210730194809j:plain
f:id:Sosyu:20210730194816j:plain
f:id:Sosyu:20210730194852j:plain
大泉麗仁、宮本治子
f:id:Sosyu:20210730194832j:plain
f:id:Sosyu:20210730194719j:plain
f:id:Sosyu:20210730194827j:plain
藤本遙染、市川尚楓、石川己青
f:id:Sosyu:20210730194727j:plain
f:id:Sosyu:20210730194651j:plain
f:id:Sosyu:20210730194748j:plain
中村美梢・クリヴィリ丈古、木戸くみ、大川磋賀

 

今週のお稽古:28、29 Jul 2021

7月を締め括るお稽古はIさん、Sさん、Tさんです。

まずIさんの投げ入れは第六応用平真型。「平真型」というだけあってこれまでの立真型・傾真型よりもグッと真を寝かせたアレンジになります。さらに下方に垂らして変化をつけるれば「垂真型」です。いずれも矯めのきく花材が手に入った時に是非チャレンジして頂きたいと思います。

そして第六応用は四方正面の花型ですから、あらゆる角度からの視線を意識していけます。

f:id:Sosyu:20210729005641j:plain
f:id:Sosyu:20210729224858j:plain
Iさん:雲竜柳、トルコキキョウ、モンステラ

 

雲竜柳は勢い良くあばれる枝の動きが魅力ですが、余分な線が多過ぎれば一転、野暮ったく感じてしまいます。そうならないためには効果的な線を見極めて、不要な枝を整理することも大切です。

Sさんの作品はその点、とても上手に枝がさばかれていますね、素敵です。

f:id:Sosyu:20210729224216j:plain
f:id:Sosyu:20210729224224j:plain
Sさん:雲竜柳、アマランサス、モンステラ

 

続いてTさんは三方正面の第三応用・投げ入れです。

こちらは柳の細い脇枝を切り落とすのではなく、枝同士をよることで力強い1本の線に仕立てています。この工夫で存在感のある真・副になりましたね。

アマランサスはひも状の茎に花が密集してつき、花穂を下方に垂らした姿が特徴的な花ですが、今回は少々扱いが難しかったかもしれません。葉を上手く組み合わせてバランスを取りました、上出来です!

(※下垂しないタイプのアマランサスもあります。また、ケイトウに似ていますが別属です。)

f:id:Sosyu:20210729224251j:plain
f:id:Sosyu:20210729224241j:plain
f:id:Sosyu:20210729224237j:plain
Tさん:雲竜柳、アマランサス

 

暑い夏のシーズンは花の管理が難しいものです。できれば水のたっぷり入る花器を選んで水が暖まるのを防ぎましょう。また、漂白剤や焼きミョウバン、氷などを加えて水の腐敗を遅らせるのも工夫の一つです。

ただし、冷房の風が花に当たることは避けて下さい。

暑くてもだめ、寒くてもだめ・・・。手がかかりますが可愛がってあげて下さいね。



 

秋松講座 第7回:14 Jul 2021

半年ぶりの開講となった秋松教室は、皆が楽しみにしていた竹籠作りです。

今回は160センチ長さの36割竹を使い、およそ直径40センチほどの籠を作りました(写真左)。

f:id:Sosyu:20210724003004j:plain

 

最初に12本の割竹で籠の底の部分を編んでいくのですが、亀甲模様に編み込む手順がなかなかに複雑でてこづりました。結局、先生の号令に合わせて全員で同じ動作を真似しながら編み進めていくということになり、側から見るとお遊戯のお稽古でもしているようなちょっと面白い光景だったかもしれません。

底が出来たら今度は割竹を1本ずつ足しながら籠の立ち上がり部分を編んで形を整えていきます。日用品と違い、規則正しい網目で表面を滑らかに仕上げる必要はなく、むしろ所々不細工なところがあるのが"アジ"というのかデザインになるので、好きなようにランダムに編み上げていきます。この作業の間はカニを食べる時のように皆無心で手を動かしていました、笑。

ということで、初挑戦の竹籠作りでしたがなんとか1日の講座で仕上げることができました、嬉!!

 

f:id:Sosyu:20210723224437j:plain
f:id:Sosyu:20210723225139j:plain
Sosyu:自作ミニ竹籠、オクラレルカ、タイサンボク、ガマ

帰宅後、難関だった底編みの復習がてら、持ち帰った割竹をさらに半分のサイズにカットしてミニ籠作りに挑戦、それなりに?形になったので、ガラスの花瓶をおとしにしてオクラレルカ、タイサンボク、ガマをいけてみました。

この次は教室で制作した40センチの竹籠に花をいけたいと思います。

「創造の空間2021 TOKYO」展:6期

「創造の空間2021 TOKYO」展:6期(7月21-23日)もまたユニークな作品揃いで、楽しませて頂きました。

オンラインで鑑賞する【関東会場】家元継承20周年記念 草月いけばな展「創造の空間 2021 TOKYO」 | いけばな草月流

f:id:Sosyu:20210722233046j:plain
f:id:Sosyu:20210722232922j:plain
f:id:Sosyu:20210722233114j:plain
海老原綾霞、小野光嘉・菊地彩花
f:id:Sosyu:20210722232856j:plain
f:id:Sosyu:20210722232918j:plain
f:id:Sosyu:20210722232840j:plain

狩野朱紅・飯田康子・清田佳世子、濱田玲波・遠藤桜泉・野村浩秋

f:id:Sosyu:20210722233019j:plain
f:id:Sosyu:20210722232845j:plain
f:id:Sosyu:20210722233002j:plain
久保田芳生、虻川愛、濱田成光

f:id:Sosyu:20210722235051j:plain

 

「新いけばな主義」展はやっぱり新しかった!

第3回となる「新いけばな主義」展(7月14-18日)にお邪魔してきました。

今回一緒に会場を訪れたのは学生時代の友人で、いけばな未経験者です。そんな彼女が"いけばな"と聞いて恐らく連想するであろう作品イメージとは大分趣の違う展示内容だったろうと思いますが、むしろ純粋に作品を楽しんでもらえたようで誘った甲斐がありました。妙なしがらみに囚われない目で見て、時に体感して発せられた彼女の感想は私にとっても新鮮に感じられるもので、色々な意味で刺激的な1日でした。

 

尚、「新いけばな主義」facebookで会場内の動画紹介もご覧いただけます。

https://www.facebook.com/korekaranoikebanaokangaerukai/videos/149820660483493

f:id:Sosyu:20210719165158j:plain
f:id:Sosyu:20210719173359j:plain
f:id:Sosyu:20210719165206j:plain
加々美萌乃、塩田光昌、安藤信弘
f:id:Sosyu:20210719173352j:plain
f:id:Sosyu:20210719165821j:plain
f:id:Sosyu:20210719172147j:plain
今津友青、篠田岳青、大内香渓

f:id:Sosyu:20210719165815j:plain

秋山美晴「存在の残像」 *グランプリ作品*
f:id:Sosyu:20210719170559j:plain
f:id:Sosyu:20210719170605j:plain
f:id:Sosyu:20210719171125j:plain

上田嶺和、やまぐちとくえ、伊藤庭花

f:id:Sosyu:20210719171111j:plain
f:id:Sosyu:20210719172251j:plain
f:id:Sosyu:20210719172245j:plain
吉本雄一、松田隆作、鈴木茜
f:id:Sosyu:20210719172333j:plain
f:id:Sosyu:20210719172327j:plain
f:id:Sosyu:20210719172153j:plain
肥原慶甫、中川彩萠、日向洋一

f:id:Sosyu:20210719172207j:plain








「創造の空間2021 TOKYO」展:5期

「創造の空間2021 TOKYO」展の5期(7月14-16日)では塚本草昌先生が所謂 "お迎え花"となる花席を担当され、西支部展に引き続き今回も助手をさせて頂きました。

f:id:Sosyu:20210718175820j:plain

本草昌:タイサンボク、ドウダンツツジ、しだれ柳
f:id:Sosyu:20210718180932j:plain
f:id:Sosyu:20210718175829j:plain


四角、三角、丸の水盤を組み合わせたところにタイサンボク、ドウダンツツジ、しだれ柳を剣山なしで足元スッキリと立てることで、水盤に張った水に反射する光と緑とがコントラストをなし清涼感を演出しています。

また、写真では少し見にくいかもしれませんが中央の丸水盤にあしらった姿の良い石(ご自宅の庭から適当に見繕われた普通の石とのこと、笑)がタイサンボクの葉裏の黄土色とちょうどマッチしていて、こちらも先生の狙い通り絶妙のアクセントになり素敵です!

 

オンラインで鑑賞する【関東会場】家元継承20周年記念 草月いけばな展「創造の空間 2021 TOKYO」 | いけばな草月流

f:id:Sosyu:20210718184115j:plain
f:id:Sosyu:20210718184059j:plain
f:id:Sosyu:20210718184050j:plain
五十野雅峰、大薗芳雪、左 伊藤静夕・右 大塚光

 

f:id:Sosyu:20210718184045j:plain
f:id:Sosyu:20210718184054j:plain
白崎秀畔、北内翆潤

 

草月東京西支部展を振り返って

7月9〜11日 国営昭和記念公園「花みどり文化センター」にて開催された草月東京西支部展は期待を裏切ることなくとても素晴らしい内容でした。

中でも同支部第10期支部長を務められた塚本草昌先生の作品は制作の助手をさせて頂いたこともあって特に思い入れがあります。

f:id:Sosyu:20210716233634j:plain

本草昌:オクラレルカ、かすみ草、竹、竹ひご
f:id:Sosyu:20210716234136j:plain
f:id:Sosyu:20210716233711j:plain

竹の先端から軽やかに垂らした赤い竹ひごは「 "お祭り"みたいで楽しいでしょ?」という先生の遊び心。チャーミングな塚本先生らしい作品だな・・・という気がします。

 

西支部のインスタグラム「sogetsutokyonishi」ではプロ顔負けの美しい写真で全作品を丁寧に紹介していますので、是非こちらものぞいてみて下さい。

https://www.instagram.com/sogetsutokyonishi/

 

f:id:Sosyu:20210717000541j:plain

勅使河原茜家元作品

 

f:id:Sosyu:20210717005944j:plain
f:id:Sosyu:20210717000640j:plain
f:id:Sosyu:20210716234614j:plain
f:id:Sosyu:20210717000537j:plain
f:id:Sosyu:20210717000512j:plain
f:id:Sosyu:20210717005746j:plain
f:id:Sosyu:20210716234617j:plain
f:id:Sosyu:20210717005744j:plain