花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

インスタライブ

先月の5月15日から4回に渡り配信された草月インスタライブですが、本日6月6日は「いけばなの日」ということで勅使河原茜家元が大トリとして登場なさいました。

第1回目は福島光加先生、2回目 石川己青先生、3回目 隅出美泉先生が担当され、その際には英語での解説もご自身で交えながらデモを進められたので、作品制作だけでなく色々な意味でとても勉強になりました。(残念ながら石川先生のライブは見逃してしまい痛恨です!)

一方、茜家元は自作の花器5点を使っておいけになりました。 その都度、花器制作にまつわるエピソードなども披露して下さり、興味深く拝見しました。

 

さて、今回のライブでは色々な花材の扱い方が紹介されていましたので、この点に絞って少しまとめてみたいと思います(石川先生の回はご案内できずすみません!)

 イタヤカエデ:切り口をウイスキーやブランデーなど、アルコール度数の高いお酒につける

ダリア:首元を添え木で補強する、雪柳のような細くて硬い枝を茎の中に通して支えにする

デルフィニウム花を逆さまにして茎の中に水を差し入た後、口元を新聞紙などで栓をして水揚げをする

テッセン:切り口を潰して茎の中の繊維を取り除く

アジサイ切り口に焼きミョウバンをつける(正し、水が濁るので透明な花器の場合は注意。 7/2追記:代替として酢につけるのも有効。)

ヒマワリ:葉の保存のためには、切り口を塩につける

 

4回のインスタライブで拝見した作品はいずれも季節感にあふれ、今尚コロナの影響で活動範囲が限定され窮屈な生活を強いられている世界中の人々に勇気とエネルギーを与えてくれるような素晴らしいものでした。 是非皆さんもインスタやSNSで検索してみて下さい。