花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

連花と連歌 時空を超えて

2024年2月11〜12日の2日間にわたり実施された「第13回草月会東京北支部 草月いけばな展(北千住)」はお陰様で盛況のうちに無事終了しました。出品者の皆さま、ご来場くださった皆さま、開催にあたりご尽力いただいた皆さまには心よりお礼申し上げます。

 

今回、私が参加したのは広々としたスペースを贅沢に使っての「連花*」です。タイトルに「時空を超えて」と謳った通り、草月流第三代 勅使河原宏家元の作品(写真)をトップバッターに掲げて、それを受けて茜家元に二番手の大作を制作いただきました。

三番手以降は会場を3つのエリアに分け、合作、個人作・・・とバトンをつないでいく趣向です。連花はあくまでも前のいけ手の作品からインスパイアされて作品を生み出す即興性にその本質がありますから、花器・花材は私たち運営サイドが会場内に用意をし、出品者はその中から自分のイメージに合ったものを選んで、15〜20分を目安に制作するというスタイルで進めました。

私の出番はAグループの2作目で、花材などは選び放題という特典がつきましたが、同時に私の作品が後に続く方々の方向性を左右しかねないというプレッシャーも課せられ、会期前から胃がシクシクと・・・。とにかく考え過ぎても良いことはないぞ!と開き直り、無心でいけました。助手をしてくださった岡戸陽苑先生には本当に感謝です。

 

Sosyu:カイヅカイブキ、着色花材、コデマリ、キウイのつる

 

*連花(れんか)

 

このブログも随分長い間放置してしまいましたが、支部展が終わりやっと余裕がでてきましたので、続けて支部展の様子をご紹介していきたいと思います。乞うご期待!