花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今日のお稽古:21 Jul 2022

今日のT教室の花材は季節を先取りしたような取り合わせになりました。

横縞模様がアクセントのススキは鷹の羽ススキ、これが入ると「秋〜!」という印象になります。とは言え、流石に花穂にはまだ早く、葉がメインです。合わせる花はクルクマと小菊で、どことなく仏様が喜びそうな雰囲気ですね、笑。

 

上 Tさん、下 Sさん:鷹の羽ススキ、ドウダンツツジ、クルクマ、小菊

 

Tさんはススキの葉の斜めに伸びる線と、クルクマのスッと長い縦の線とを重ね合わせて幾何学的な空間を生み出しています。生真面目(!?)な花材であってもスタイリッシュな作風は健在ですね。

 

変わってSさんは王道の和テイストといったところでしょうか。今日の花材に籠は実に良く似合います。ススキは残念ながら日持ちがしませんが、その少し枯れかかったところも"風情"という味になっていて素敵です。

 

 

ーおまけー

ススキの水揚げには酢を用います。(切り口を酢に付けます。)

また、十分にしめらせた新聞紙でススキ全体を包み、しばらくおくことで葉の乾燥を防ぐという方法もあります。