年度が変わり、初めてのお稽古はIさんです。
今回は島を2つに分けて配し、水の見せ方もポイントとなる応用花型です。花材は丹頂アリウムとアリストロメリア、レザーファン。控に赤いアリストロメリアを敢えて一輪だけ使ってアクセントにしているのが個性的です。アリウムの赤と対峙していて白い花がより引き立っている気がします。
ところで、この丹頂アリウムのクネクネは人の手で作られているということをご存知ですか? ツル植物が成長の過程で自然に曲線を作るように、このアリウムにクネクネになる習性があるのだと思っている人もいるのでは?(私自身、昔はそう思っていました、苦笑)
実際は生産者さんが手間暇かけて人工的にこのユニークな曲線を生み出しています。縛ったり、重しを置いたりと色々工夫されているようですよ。生産者さんのお陰で私たちの創作意欲も大いに掻き立てられますね、感謝!