今日は色とりどりの花をいけてみました。
以前にもご紹介しましたが、草月では草花を主に5種類以上の花材を用いたいけばなを"まぜざし"と言います。今回はコデマリ、ガーベラ、アリストロメリア、レースフラワー、スターチス(2色)、アリウムブルーパヒュームの6種です。
正直なところ自分では選ばないな・・・という色の取り合わせでしたが(お花屋さんセレクト)、意外にいけてみるとポップで面白いかも?と思い直しました。
洋花がメインですし、色もこの通り鮮やかなのでモダンな花器が合いそうですが、ここはあえて和テイストのものにチャレンジ! いかがでしょう?
"まぜざし"のポイントはなんといっても色彩のバランスでしょう。花材それぞれの特徴・質感を理解した上で、絵を描くように色を配置していきます。漫然としまりがないのも面白みに欠けますが、ポイントとなるアクセントカラーが主張しすぎて全体の調和を崩してしまってもいけません。そのさじ加減、色のコントロールがまぜざしの難しいところです。
今回は色とボリュームで最もインパクトのある赤のガーベラを中心に据えました。ただしこの赤が浮かないように、少し重なる位置にオレンジのアリストロメリアを配してグラデーションに仕上げました。また、もう一輪のガーベラは奥行きに使い、作品全体のバランスをとったつもりです。
フラワーアレンジメントととはまた一味違う、いけばならしい魅力が表現できたなら嬉しいです。
おまけに・・・。残り物でちょっと遊んでみました、笑。短く切り落とした材料でも十分にいかせる重宝な花器です!