花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

野外展2019:いよいよカウントダウン

色々あった令和元年の野外展ですが、いよいよ残すところあと数日となりました。(11/15最終日)

私自身、会場の立川が住まいから遠いこともあり、結局完成した作品をこの目で見たのは実は昨日が初めてでした。この企画がスタートした時分はまだ熱中症の心配をするほどの暑さだったというのに、11月に入り流石に空気の冷たさと木々の色合いはすっかり初冬のそれに変わっていて、あと1週間で展示終了なんだな・・・と少し感傷的になったりしました。

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本草昌グループ作品:Lift of!! 宇宙(そら)へ

 

一般的な花展でも言えることですが、いけ込み(制作)には時間がかかるのに対して、あげ花(撤去)は驚くほど素早く片付いてしまうものです。 この昭和記念公園での撤去は素材をまた再利用するため仕分けルールが厳格なのでそれなりに手間がかかりますが、それでも壊す作業は容赦がなくやはり「あっけなく」という印象です。あれだけ苦労して作った作品が・・・と思うと寂しい気持ちにもなりますが、「いけばな」とはそもそも限りのあるものに美を追求するものだと言われれば、妙に辻褄が合っているようにも思います。