花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

プチ花展

私の通ういけばなの稽古場は丸の内某社の華道同好会です。現在その社員食堂エリアにて日頃の活動成果を披露する花展を開催中(11月13~15日)です。残念ながら一般の方にはご覧頂くことが叶いませんので、写真だけでもご紹介したいと思います。

 

まず、ゴージャスな大作は7名による合作です。(ちなみに私はこちらに参加しています。) 錆色の鉄のオブジェと藤蔓を土台に、葉物(アレカヤシ、シュロ、ハラン)の緑、グロリオーサの赤とオンシジュームの黄色で華やかな作品に仕上がったと思います。

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アレカヤシ、シュロ、グロリオーサ、オンシジューム、藤蔓

個人作にはお二人が挑戦されました。

Mさんはストレチアとニューサイランを使い、品良くチャーミングな作品に仕上げています。一方、Kさんは枯れものの魅力を活かしたモダンで垢抜けた作品です。彼女が今回使用した鉄花器は尾中千草先生の作品で、見る角度によって様々な表情を見せてくれる逸品です。師弟・コラボ作品に尾中先生もきっと合格点を下さることでしょう。

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左 Mさん:ストレチア、ニューサイラン、右 Kさん:枯れオーガスタ、アンスリウムアジサイ、枯れヒマワリ

実力がありながらも色々な事情から作品発表の機会が少ないメンバーにとっては、例え社内の企画でも自分たちの作品が人様の目に触れるというのは刺激にも励みにもなることと思います。また、これらの作品を見て「ああ、いけばなって面白そう。やってみたいな。」と興味を持ってくれる人が現れれば、それこそ何よりです。