花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

草月展 スタート!

2年ぶりとなる「第102回いけばな草月展」マイストーリー  -私の花語り-がいよいよスタートしました。
1期には塚本草昌先生がご出品、今回も助手をさせて頂きました。

f:id:Sosyu:20211113135128j:plain
f:id:Sosyu:20211113135216j:plain
本草昌:つるうめもどき、バンダ蘭、オンシジューム、枯れオーガスタ、藤づる
f:id:Sosyu:20211113135201j:plain
f:id:Sosyu:20211113135954j:plain
f:id:Sosyu:20211113135144j:plain



草月会館2階・談話室では家元継承20周年特別エリアとして、家元自作陶花器が用いられています。 

塚本先生がいけられたのは貝殻のように渦を巻き、土のエネルギーが伝わってくるようなドッシリとした重量級の花器でした。 このビックサンダーマウンテンのような存在感のある花器を果たしでどのように生かしつつ作品に仕上げていくのか・・・・。 私にはとんでもない難題に思えましたが、つるうめもどきを大きく高く展開させてから、花器のドレープと呼応するような枯れオーガスタのウエーブを絶妙に寄り添わせ、艶やかに黄色と紫の蘭で仕上げています。 ちなみに今回も剣山なしで、アクロバティックな手法でいけているのですが、作品を見る限りそんな危うさは全く感じさせないのが流石すごいところですね。

またしても大いに勉強させて頂きました。