花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

日本いけばな芸術展


日本橋高島屋にて175流派が参加する花展・通称「いけ芸」が催されています。(2019年10月1〜8日)

第52回日本いけばな芸術展 | 公益財団法人日本いけばな芸術協会

 

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左:小原流 小原宏貴家元 中央:草月流 勅使河原茜家元 右:池坊合作

1期と4期にお邪魔しましたが、各流派の特徴を全面に出した王道の作品と併せて、フリースタイル作品がいつにも増して充実していたように感じます。

こう言っては語弊があるかもしれませんが、「草月の作品かな?」と思い席札に目をやるとそうではなかったり、逆に「どちらの流派かな?」と思うと草月であったりと、自由花のジャンルでは流派の垣根がぐっと低くなっている印象です。

 

そんな中、東京に本部を置く「広山流」は流派のモットーをブレずに表現した作品が並び、むしろ新鮮でした。

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左:岡田広山家元、市川玉英、小林裕祥  右:小泉恵花

広山流@いけばな 生け花のホームページ

 

個人的には「古流松應会」の志村理節先生の作品が今回のいけ芸を象徴する作品として特に気に入りました。

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志村理節

伝統的な「型」を崩さず、それでいてなんとスタイリッシュでモダンな作品なんでしょう! これはもう脱帽です。