花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

先週のお稽古: 21 Mar 2023

コロナで長らく見ることのなかったお花見の光景を今年はあちらこちらで目にします。桜を愛でるお祭りやイベントも解禁されつつありますし、花の方も張り切って咲いていることでしょう。

 

さて、先週のS.I.さんのお稽古花材は吉野桜と金魚草、レモンリーフでした。

前回は第四応用垂真型の投入でしたが、今回は立真型バージョンで改めて挑戦して頂きました。バリエーションとは言え、同じ花型を日をおかずに練習すると、やはり身につくものだなと感心しています。

S.I.さん:吉野桜、金魚草、レモンリーフ

 

主枝が一本少ないこの応用花型はシンプルな分だけ神経をつかうポイントが多く、技術も必要であり、思う以上に難しい型です。全体のバランスは非常に上手く整っているのですが、敢えて厳しいことを言うと、(こうして写真で見ると)立真型にしては真の傾斜がやや強いように見えますね。時間が経って微妙に花の位置が変わってしまったのかも知れません。そうした点も含めて、この型の難しさだろうと思います。

花型の修練を通していけばなの基礎をしっかりと身につけ、自由花で存分に自分の表現ができるよう、これからも一緒に頑張りましょう!