花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

先週のお稽古: 19、22 Jan 2023

今年初めの生徒さんはT教室のSさんとTさんです。

寒さは本格的に厳しいものの、花材の方は春めいたものになりました。黄色のレンギョウ、純白の雪柳、赤いチューリップですが、どれもまだ蕾が固く、鮮やかの色を見るにはもう数日かかりそうです。

まずはSさんの作品ですが、チューリップのうねるような動きが面白いですね。花が色づき、葉の緑に対して黄×白×赤のコントラストがどう映えるのか、楽しみです。

Sさん:レンギョウ、雪柳、チューリップ

続いてTさんは投入です。こちらも花が開くのが待ち遠しい作品になりました。「控」にチューリップを使わず雪柳を選んだあたりがTさんらしいこだわりでしょうか。線の細い雪柳を主枝にするのは冒険のようにも思えますが、しっかりと立ったレンギョウとそれに寄り添う一輪のチューリップが印象的なので、全体としては帳尻が合っているのかな?と思います。

Tさん:レンギョウ、雪柳、チューリップ

 

そして自宅教室の方にはS.I.さんがいらっしゃいました。

作品は復習の基本立真型投入と第四応用傾真型盛花・逆勝手で、併合花型です。初稽古としては盛りだくさんの内容になりました、笑。

梅の根元は鋏で切るには少し厳しい太さがありましたので、無理をせずノコギリを使って頂きました。これも勉強です。そして水仙は葉組みに挑戦。椿の葉は見立て(剪定)が悩ましいところですが、頑張りましたね。

S.I.さん:梅、椿、水仙

 

今年も一年、楽しく花をいけて頂ければ嬉しいです。