今年初めの生徒さんはT教室のSさんとTさんです。
寒さは本格的に厳しいものの、花材の方は春めいたものになりました。黄色のレンギョウ、純白の雪柳、赤いチューリップですが、どれもまだ蕾が固く、鮮やかの色を見るにはもう数日かかりそうです。
まずはSさんの作品ですが、チューリップのうねるような動きが面白いですね。花が色づき、葉の緑に対して黄×白×赤のコントラストがどう映えるのか、楽しみです。
続いてTさんは投入です。こちらも花が開くのが待ち遠しい作品になりました。「控」にチューリップを使わず雪柳を選んだあたりがTさんらしいこだわりでしょうか。線の細い雪柳を主枝にするのは冒険のようにも思えますが、しっかりと立ったレンギョウとそれに寄り添う一輪のチューリップが印象的なので、全体としては帳尻が合っているのかな?と思います。
そして自宅教室の方にはS.I.さんがいらっしゃいました。
作品は復習の基本立真型投入と第四応用傾真型盛花・逆勝手で、併合花型です。初稽古としては盛りだくさんの内容になりました、笑。
梅の根元は鋏で切るには少し厳しい太さがありましたので、無理をせずノコギリを使って頂きました。これも勉強です。そして水仙は葉組みに挑戦。椿の葉は見立て(剪定)が悩ましいところですが、頑張りましたね。
今年も一年、楽しく花をいけて頂ければ嬉しいです。