花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

昨日のお稽古:18 Dec 2022

昨日は自宅教室にお二人がお見えになりました。

先にいらっしゃったのは8月のお稽古から少し間のあいたHさんです。年末のお忙しい時期によくお時間を作って下さいました。

そのHさんの作品は三方正面の盛花です。とても上手においけになって、ほとんど手直しなしの花丸の仕上がりでした。柳の柔らかい曲線も素敵です、お見事!

Hさん:コオリヤナギ、アイリス、小菊

入れ違いでいらしたS.I.さんも同じく三方正面の花型を、こちらは投入でお稽古です。

S.I.さん;コオリヤナギ、アイリス、小菊

主枝がスムーズに入ったところまでは良かったのですが、思わぬところに伏兵が・・・、小菊で苦戦されましたね、笑。スプレー系の花は同じ高さのところに花が密集しているので、へたをするとモッサリとして重く見えてしまい意外に難しいものです。そんな時は思い切って花を間引いてみましょう。そうして軽くしてやるとぐっと扱いやすくなります。落とした花は捨てずに、ぐい呑みなどに挿して楽しんでくださいね。

 

・・・で、このままでは不完全燃焼ということで、お口直しに?!盛花で締めて頂きました。

同じ花型ということもあり、こちらはサクッと楽勝でしたね。 めげずに頑張りました!!

 

今回は矯めのよく効く柳を真・副にしました。この時に気を付けなければいけないのは、真っ直ぐな状態で寸法を測り、それからS字にカーブをつけると曲げた分だけ丈がつまって短くなり、本来の真・副の長さではなくなってしまう点です。そうならないように、初めに大体の形を整えてから(矯めてから!)長さを測るようにすると間違いがありません。

主枝の長さ(対比)は作品の骨格の要となりますから、ここは生真面目に参りましょう。