花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

一昨日のお稽古:5 Nov 2022

自宅教室、S.I.さんの作品をご紹介します。

S.I.さん:赤芽柳、ピンポン菊、ドラセナゴッド

 

今回は三方正面の応用花型を投げ入れでお稽古して頂きました。
柳の赤と菊の黄色、濃い緑の葉にゴッドのクリーム色の葉が上手く混じり合っています。色のバランスがとても良いですね。
また、丸い菊が描く不等辺三角形もアシンメトリーで、粋な表情を見せています。

 

この花型は正面だけでなく側面から見ても”正面”になり得るというのが特徴な訳ですが、そのためには左右に伸びる真と副の開き具合がポイントになってきます。具体的に何度という指定はありませんが、90度よりやや広めくらいが目安でしょうか。90度では少し窮屈ですし、余り開き過ぎても間延びしてしまいます。と同時に、狭すぎても広すぎても、左右から見た時にバランスが悪く、三方正面が成り立たなくなってしまいます。

従枝にも十分に気を配リましょう。どんな花をいける時にも言えることですが、時々手を止め、一歩下がった位置から作品を眺めてみること、側面に移動して観察してみることも大切です。

 

素敵な作品に仕上がりましたね、お疲れ様でした。