花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

先週のお稽古:25 Aug 2022

8月も残すところ僅かとなりました。マスクのせいもあって蒸し蒸しとした暑さにはうんざりさせられ通しですが、ふとした時に秋の気配を感じたりもします。季節の巡るのは本当に早いものですね・・・(と、年寄りじみたコメントを・・・苦笑)。

 

それではT教室のお稽古をご紹介します。

Sさんの作品ですが、大きめに丸めたハランが立体的で存在感があります。その緑に補色の赤ナスとトルコキキョウの濃い紫が良く映えますね。写真ではわかりにくいですが、実物はこれら紫と赤が程よく散りばめられていて、動きと広がりが感じられる作品です。

Sさん:ハラン、赤ナス、トルコキキョウ

 

Tさんには応用花型を"逆勝手"でいけて頂きました。普段お稽古をする"本勝手"と作品の構成は全く同じなのですが、左右が逆になっただけでちょっとした脳内パニックを引き起こすことも・・・。お若いTさんですが、脳トレになったでしょうか、笑? 

こちらも紫とオレンジの対比が鮮やかで、秋の風情が感じられる作品です。

Tさん:ハラン、赤ナス、トルコキキョウ

 

草月では床の間の作法について特に指導はなされませんが、そもそも"勝手"というのは床の間の設えから始まったということもありますので、床柱と勝手の関係については教養として覚えておいて損はないでしょう。お時間のある時に復習してみてください。

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