花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

秋松講座 第6回:20 Jan 2021

2021年最初の秋松講座は「矯める技術・留める技術」がテーマでした。

矯めのきく花木が多く出回るのこの時期だからこそということで、午前は秋松先生直伝のこみを用いて壺いけを、午後は折り矯めだけでなく、くさびを入れて矯める技も駆使して水盤に剣山なしで花木をいけました。

用意された花材は河津桜、マンサク、サンシュウ、ボケ、梅で、各人その中から2種を選んで使います。普段のお稽古でもよく使う枝ものばかりですが、天井に届くほどの立派なものはやはり秋松教室ならではでしょう。

今回は矯める・留めるテクニックの習得が目的で、作品の出来栄えは二の次だったのですが、それでもできる限り体裁は整えつつ作業を進めました。

 

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左に大きく伸びる桜は秘伝のこみを支えに留まっています。

 

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一本存在感のある太いマンサクの枝には2カ所にくさびが入っており、その細工で元々真っ直ぐだった枝に角度をつけています。写真ではわかりにくいですが、他の枝も所々にくさびを入れて矯めています。

 

他流派では矯めによく使われるくさびですが、草月では余り馴染みがないのでとても勉強になりました。