自宅教室の様子をご紹介します。
まずはS.I.さんの投入です。
さて、花ものの矯めは枝ものよりも難易度が高いかも知れません。言葉で伝えるのはなかなか難しいのですが、イメージとしては水の流れているビニールチューブを水を塞き止めることなく「へ」の字に折り曲げるという感じでしょうか。単に二つ折りにしたのでは水の流れが遮られてしまうので、そうならないように曲げたい部分を捻るようにしてチューブの内部に水を通すスペースを確保しつつ角度をつける要領です。
またこの捻るという動作は枝ものを矯める時にも有効ですから、是非ともマスターして頂きたいテクニックです!
続いてはIさんの作品です。
水面を広く見せる傾真型と、夏の日差しの象徴のようなヒマワリの相性は抜群ですね。
今回の手直しのポイントはヒマワリの花の向きでした。初めは2輪とも真正面を向いて横並びになっていたのですが、それでは少々子供っぽい印象になってしまいます。そこで控のヒマワリに少しアングルをつけて表情を出し("モデル立ち"と呼んでいます、笑)、水際のヒマワリも控の花と対峙するよう上向きに挿し替えました。これで幾らか大人の雰囲気が出たでしょうか?