生徒さんが基本型の投入で苦労されるのは何と言っても主枝を決まった角度に留めなくてはいけない点でしょう。長い枝を10~15度というほぼ垂直に近いところにいけるのはなかなか難しいものですし、頭の重い花をぐっと横に倒して75度で留めるのもまた容易ではありません。
これが自由花ならば作品全体のバランスが適っていれば枝は自然に収まるところで良しとなるので、随分とストレスは軽減されのですが・・・。
それでも狙ったところに正確にいけるとなると、やはり基本型で学ぶテクニックが必要になってきます。つまり、花を思うままに扱うための技術と勘がしっかりと身につくよう基本型で基礎練習を積んでいるという訳です。