昨日は久しぶりのお稽古となるTさんにマッス※の練習をして頂きました。(※マッスとは塊としての造形表現で、草月では作品を構成する重要な要素の一つと考えられています。)
花材はフウセントウワタ、赤のダリア、クロトンの3種が用意されていましたが、ご覧の通りフウセントウワタだけで十分に面白い線と塊が表現されていましたので、あえて他の花材は使わずに一種でおさめました(一種いけ)。
最初はこの構成(形・長さ・大きさ)に対してもっと背の低い花器を使っていらしたため、花材が重すぎてバランスを保てず大苦戦。やむなくこちらの花器に変えていけ直しとなりました。
怪我の功名と言うのは大げさですが、結果四方正面として楽しめる仕上がりになったと思います。個人的にもとても好きな作品です。