花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

第103回草月いけばな展

2022年10月21日、日本橋高島屋を会場とする草月いけばな展・前期が終了しました。ご来場くださった皆さまには心よりお礼申し上げます。

 

今回の私の愚作の出発点は某スェーデン家具量販店のキッチン用品、カトラリー・スタンドを使ってみたい!でした。ステンレス製の円柱に水切りの穴が無数に空いているもので、日用品でありながらキラキラと光るオブジェのようでもあり、使い方次第では面白い表情が出せるのでは?と以前から可能性を感じていました。

Sosyu:アレカヤシ、オンシジュームフウセントウワタ、カトラリー・スタンド
1日目:2022年10月19日



お陰様で嬉しいコメントを多数いただき、思った以上の手応えを感じることができましたが、と同時に反省点も少なくありません・・・。

一体どうやって留めているの?というご質問ですが、極単純に水切り穴に枝(茎)を串刺しに通してバランスを取り留めています。つまり、言い換えるならば使う花材は穴に通る太さのものに限定されるため、アレカヤシにしてもフウセントウワタにしてもあえて華奢なものを選んで使わざるを得ず、案の定、日持ちという点で泣かされる羽目になりました。

写真上は初日に撮影したもの、下はメンテナンス後2日目に撮影したものです。

2日目:2022年10月20日

 

最終日3日目はいよいよ花材がお疲れ状態になり、朝のお手入れでなんとか応急処置はしたもののコンディションとしては満足のいく状態には程遠く、展示期間3日間を見誤ったことが今回最大の反省点です。(3日目にご来場の皆さま、ごめんなさい!!)

 

個人的には長短ありましたが、久しぶりの日本橋高島屋開催で、緊張も含めて大いに楽しめた草月展でした。

 

 

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