一昨日、S.I.さんにはテキスト1・2の総まとめとして基本立真型をテスト形式でいけて頂きました。背後に視線を感じながらのいけ込みはやり難かったろう思いますが、見事に合格の出来上がりです。しっかりとポイントを理解なさっていることが確認できて、指導をした者としては嬉しい限りです。
ということで気を良くしてもう一作、「直線と曲線の構成」にも挑戦して頂きました。スッキリと仕上がりましたね。
トクサは(個体差はありますが)真っ直ぐなように見えても、先の方で幾らか曲がっていたりします。今回のテーマのように曲がりのない直線を見せたい場合には、下の方を持って360度回転させながら一番綺麗に見えるところを探してみましょう。
ハランの方は曲線として使っています。葉の軸の部分を親指と人差し指の腹で挟み、葉を反らす要領で先端に向かってしごくとカーブの癖がつきます。これを何回か繰り返すことで、より強いカーブが生まれますよ。
ところで、この写真ではトクサもハランも随分とお行儀のお良い間隔で並んでいるように見えますが、実際には前後左右にニュアンスをつけ、微妙に散らして挿しています。実物と写真のギャップ、今回もまた写真撮影の難しさを感じます、涙。