花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

「花のソナタ」展は自作花器で・・・

2023年6月7日より草月会館2階談話室(青山)にて「花のソナタ」展がスタートしました。今回は"自作花器を用いて"というお題で、5期(各期2日間)に分けて開催です。

初夏の草月いけばな展が開催されます | いけばな草月流

 

1期:6月7日(水)・8日(木)には塚本草昌先生がご出品され、今回も助手をさせていただきました。

陶器の花器は少しパールがかった黄土色で、斜めに走る2本の切り込みがアクセントになっています。これに組み合わせる花材は藤蔓と2種類のヒマワリ、かすみ草。藤蔓と花器の相性は抜群で、花器から蔓が生えて伸びたような一体感です。「一筆書き」という先生のイメージの通り、アドリブで一気に引いたような大胆で楽しげな線が見どころです。

 

本草昌:藤蔓、ヒマワリ(2種)、かすみ草、自作陶器花器

 

花席は横幅2メートル強、奥行き僅か40センチのカウンターです。この少々偏ったサイズに合わせ、尚かつ背景に広がる赤坂御用地の広大な緑に作品が埋もれてしまわないよう工夫が必要という難しい場所(写真も逆光で上手く撮れません、泣)。  そんな特徴をハンディとするのではなく、ユニークな舞台装置として楽しんでしまうあたり、流石です! 

 

他にも素敵な花器、素敵な作品がずらり、1期からとても見応えのある内容でした。2期以降も楽しみです。

1期:6月7日(水)・8日(木)