花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

先週のお稽古: 22 Jun 2023

先週のT教室のお稽古をご紹介します。
今回の花材はヒマワリとヒペリカムというビタミンカラーの取り合わせで、少し難しい気もします(私個人的には苦手な組み合わせです、苦笑)

 

Sさんはブルーの細身の花器を選ばれました。なるほど強い色合いの花材が花器のはっきりとした色とバランスを取り合って、全体として上手く混じり合っていますね。ヒペリカムの葉を少し整理して「線・色・塊」を引き立てるように仕上げました。

この「線・色・塊」とはいけばなを構成する三大要素と言われ、草月のいけばなの原点とされています。この3点を頭におきながら素材と対峙し、作品に反映させる・・・を習慣にしたいものですね。

Sさん:ヒペリカム、ヒマワリ

 

続いてTさんの作品です。こちらは主枝の「真」と「控」の2本のみで作品の骨格を形成する型です。

ヒペリカムは先端にボリュームがあるので、そのままでは少し頭が重くバランスが悪いかもしれません。Sさん同様こちらも実の脇についた大きい葉を中心に少し整理して軽くしました。夏らしい作品になりましたね。

Tさん:ヒペリカム、ヒマワリ