花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今日のお稽古:30 Jun 2022

熱中症アラートが出るほどの猛暑日が続きますが、これで参ってしまうのは人間や動物ばかりではありません。
お花屋さんも商品を炎天下には置けず、手狭な店内に窮屈に並べていました。食卓を彩る夏野菜もこれからがシーズンだというのに、こうも過酷な天候が続いては・・・心配です。

 

さて、今日はT教室のお稽古日、花材はヒマワリ、ルリタマアザミ、ドラセナです。

Sさんは瓢箪形の水色の花器をセレクト。手前は間合いを生かして水を見せ、奥に配したドラセナとルリタマアザミは飛び散る水しぶきのようで涼やかですね。こんな風に涼を感じさせる作品にはホッとさせられます。

上 Sさん、下 Tさん:ヒマワリ、ルリタマアザミ、ドラセナ

 

一方、Tさんには上からの目線を意識していけて頂きました。

例えば、球体の花器を月に見立てるならば黄金色のヒマワリはまさしく"Sun flower"、太陽でしょうか。(太陽より月の方がかなり大きいけど!!)  とすると散りばめられた大小のルリタマアザミは小惑星?   ・・・などとTさんが意図しているとは思えませんが、見る側が好き勝手に解釈を巡らせられるというのも魅力的な作品の条件のように思います。

 

今回は私も少々暑さにあてられ、想像力(妄想?!)が逞しくなりましたかね・・・苦笑。