花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今週のお稽古:26、28 Apr 2022

ゴールデンウィークの前に、3人の生徒さんの作品をご紹介したいと思います。

まずはSさんです。

今回は丹頂アリウム3本、ヒマワリ3本、モンステラ2本が一杯分の花材です。正直この限られた本数では難しかったのではないかと思いますが、余り迷わず、手際良くいけていらっしゃいました。

場面の大きいモンステラを2枚広げて使っていますが、アリウムを背高くいけることで空間を大きく取り込み、バランスを取っています。ヒマワリの位置が良いですね。

Sさん:丹頂アリウム、ヒマワリ、モンステラ

 

続いてTさんは久しぶりの自由花型です。

こちらは足元を見せる構成になっています。高くいけたヒマワリ3本の間隔、花の位置、向き、全ての要素が絶妙ですね。とても綺麗です。

Tさん:丹頂アリウム、ヒマワリ、モンステラ

最後に、作品の構成はそのままに、ちょっとお花器を替えてみました。写真左はTさんが選ばれた織部風のコンポート(脚付き花器)、右は私のセレクトです。いかがですか?
花器の持つ雰囲気によって、作品の印象もまた違ったものになると思います。

 

 

Iさん:コデマリ、バラ

Iさんは投げ入れのお稽古です。

一応、立真型のおつもりだったのですが、少し「真」の角度が甘いでしょうか・・・(傾真型に見える?)。コデマリは矯めが効かず、角度のコントロールが難しい花材ですから大目に見て差し上げたいところではあります、苦笑。バラの方はとても上手く入っていますよ。
真と控のみで構成するこの花型は簡単なようで実は奥の深い、難しい型です。是非またリベンジして頂きたいと思います。