昨日はSさんとTさんのお稽古でした。
Sさんは床上がり、上からの視線を意識した作品です。
挿し口の複数ある花器の場合、いくつか空き口を残すことでメリハリの効いた仕上がりになりますが、この作品でも手前の口を空けたことがアクセントになっていますね。アリストロメリアの葉とドラセナの斑入りの葉が上手く混じり合って、作品の表情を豊かにしています。
Tさんは三方正面の応用花型です。
写真左は正面から、右は右側面から撮影しました。三方向どちらから見てもバランス良くいけていらっしゃいます。ハイビスカスの実がトナカイの角のようで可愛いですね。
アリストロメリアは1本の茎からほぼ同じ長さでスプレー状に花がついているので、ボリュームを出したい時には重宝する花材ですが、軽やかに繊細な表現にしたい時には一工夫が必要です。例えば花を間引いたり、蕾や葉を落としたり・・・。色々と試してみて下さい。