花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

一昨日のお稽古:17 Feb 2020

2月に入り、風が冷たい日はまだまだ多いものの、花材の方はすっかり春めいています。

今週のお稽古は新芽が可愛い木苺とコデマリ、アマリリスでした。

 

Tさんは横長の構成に、Sさんは床上がりに挑戦です。

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左 Tさん、右 Sさん:木苺、コデマリ 、アマリリス

コデマリはためが効きません。その上に花が重くて下を向きがちです。作品にボリュームを出すのには重宝する花材ですが、特に投げ入れでは扱いが難しい花でもあります。

一本の枝からたくさんの小枝が出ていて、その枝にも葉と花がびっしりとついています。必要に応じて小枝や花の整理(剪定)をし、枝の線や花の向きをコントロールしましょう。

 

Tさんは左に流したコデマリのカーブがとてもスマートで、またアマリリスの表情も良いと思います。絵柄つきの花器は意外に難しいものですが、上手く使っていらっしゃいますね。お見事です!

 

Sさんは今回珍しく苦戦されていました。アマリリスコデマリ同様に頭が重い花材なので、投げ入れで思う形に収めるのは簡単ではありませんからね。

作品はとても爽やかに仕上がっていると思います。ガラスの白い花器に緑の葉と紅白の花が良く映えています。コデマリの花が少し重く感じますので、もう少し間引いてやると良いのではないでしょうか。そうすることで花の向きも良くなるかも知れませんよ。