花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

銅板で花器制作

昨日、草月会館にて東京西支部研究会が催されました。

本江霞庭先生を講師にお迎えして「銅板で自作花器を! ー平面から立体へー」というものです。

今回は0.1ミリ厚の銅板(だいたいB3くらいの大きさでしょうか?)を素材に、銅板いぶし液というものを使って思い思いの加工を施し、更に折ったり叩いたりして表情をつけてから、切ったり貼ったりして花器の形に整えていきます。

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本江先生の作例と銅板加工のサンプル

銅板を扱うのは初めてでしたが、同じテーブルには顔なじみ4人が座り一緒にワイワイと手を動かしているとあっという間に楽しく時間は過ぎていきました。

 

花器が仕上がったところで実際に花をいけるのですが、今日のところはピック(プラスチックのミニ試験管のようなもので、ゴムの蓋がついています。ここに水を入れ、植物を挿して使います。)を用いて仕上げます。

私の作品はホラ貝のような形で、花材をいけるとその重みでゴロッとひっくり返ってしまい安定しません。慌てて剣山を重しに使いましたが、今度はその剣山が角度によっては丸見えになってしまって思わぬ苦戦を。花器の形だけを考えて作ったのではやはり具合が悪いようです。実際に使ってみると改良点が色々と見つかりました。

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上:草月会館、下:自宅 バラ、青文字
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自宅に帰ってから改めて少々手直しを。角度によって表情が色々に見えるのはこの手の花器(オブジェ)の魅力でしょう。縦にして壁にかけても面白そうです。