花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

SYC東京1 企画展 「点々」

2月を締めくくるイベントとして、SYC(Sogetsu Young Challengers)東京1の企画展「点々」にお邪魔してきました。

今回はタイトル「点々」の通り、知る人ぞ知る「谷根千」にテンテンと存在する3会場をスタンプラリーで巡ろう!という企画です。

SYC東京1が開催されます | いけばな草月流

 

まずはツツジで有名な根津神社にほど近い「ギャラリー・マルヒ」から。元は質屋さんだったとかで、蔵のある古民家です。レトロな空間に若いメンバーの作品という、とんでもないジェネレーションギャップが、不思議な化学反応を起こしています。カッコいい!

 

続いて千駄木方向に進み、「Gallery KINGYO」へ。ポップな釣り作品と、両脇に置かれた黒いオブジェが目に飛び込んできます。このオブジェは金属素材の持つクールな質感を感じさせますが、実はその正体はストローなんだとか! 種明かしを聞いて脳内の重力センサーが大混乱、笑。えっ?重いの?軽いの??重くないの???

釣り作品で視線を上に誘導しつつ、足元には一見重量感のあるオブジェを置くという演出で、箱型のギャラリーが一層魅力的になりました。お見事です。

 

さらに「へび道」を千駄木まで進むと「White Gallery」です。3会場の中では一番"ギャラリーらしい"箱でしょうか。明るい室内に色鮮やかな作品が並び、とても好感が持てます。どれも個性溢れる素敵な作品で、私もパワー充電させていただきました。




お邪魔した日は生憎の小雨でしたが、傘をさしながらクネクネと曲がった細い路地を歩くのは、むしろ正しい「谷根千」の味わい方だったかも知れません。

素晴らしい企画、本当にお疲れ様でした。

(写真に収められなかった素敵な作品もたくさんあるのですが、今回はごめんなさい・・・!)