今月はとうとうお稽古が実施されず色を欠いた我が家でありましたが、お彼岸には色々な想いを込めて菊をいけてみました。
仏様に手向ける花という意味で余り奇をてらったいけ方はしたくなかったので、落ち着いた色調の花器を選びました。
正直なところ、改めて「菊」をいける難しさを思い知った感じです。日本人には馴染み深い花ですし、決して扱いにくい花材ではないはずなのですが、作品として鑑賞に耐えうるものに仕上げるとなるとどうしてどうして・・・。
師匠に「あなたもまだまだね・・・」と窘められたような、励まされたような心持ちです。
合掌。