花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

先週のお稽古: 6,9 Dec 2019

先週と今週のお稽古の様子をご紹介します。

6日はSさんです。南天とダリアの様な大輪の菊、そして東洋ロマンという名のアスターを添え木留めでいけて頂きました。

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Sさん:南天、菊、アスター

 2枚の写真はほんの数センチ見る角度をずらしただけなのですが、花器の見え方が変わることで作品の印象が大分違いませんか?(2本の筒が横並びになった形状の花器なのですが、右の写真では1本の筒のように見えます。)

作品の正面を決めるというのは意外に難しいものです。

 

9日はお二人で、MさんとUさんです。こちらの花材はクリスマスをイメージした取り合わせで、赤色が鮮やかなサンゴミズキユーカリ、八重のトルコキキョウでした。

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左 Mさん、右 Uさん:サンゴミズキユーカリ、トルコキキョウ

今回、お二人とも花器の選択がお上手でした。

Mさんは鮮やかなブルーの花器を選ばれましたが、淡いピンクのトルコキキョウが良く映えますね。一本スッと高くいけたサンゴミズキも足付きの花器の形に合っていると思います。

Uさんはサンゴミズキを大胆に角度をつけていけることで、小ぶりな花器にも関わらずのびのびとした大きな作品に仕上がっています。またトルコキキョウを1輪低い位置にいけたことでグッと締まって見えます。

 

おまけに私の作品も1つ。Mさんがご自宅の庭に咲いたツワブキを持参してくれました。艶やかな葉と香しい黄色の花がとても素敵です。ちなみにMさんと同じ花器を使っていけてみましたが、いかがでしょう?

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Sosyu:ツワブキ