花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

昨日のお稽古:24 Jun 2021

昨日のお稽古はSさんとTさんのお二人です。

Sさんの自由花はリンドウとその左右に配したアナベルの関係性が上手いなと思います。トクサが作る空間が作品に軽やかをプラスしていますね。

番外編の浮き花も涼しげです。

 

Tさんには「直線をいける」課題に挑戦して頂きました。こちらもトクサが描き出す様々な大きさ、角度の不等辺三角形がシャープで格好良いです。

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上 Sさん、下 Tさん:アナベル、トクサ、リンドウ

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今回使ったアナベルですが、薄緑(白)色が爽やかなアジサイの一種です(※ピンクのアナベルもあるようです)。

同じく薄緑でアナベルを2回りほど小ぶりにした花にビバーナム・スノーボールがありますが、こちらはガマズミ属で、アジサイ属ではありません。親戚ではなかったのですね(最近知りました・・・)。

両者の見分け方は簡単で、葉の形を見て判断ができます。

ビバーナムの葉は先端が3つに分かれているのに対し、アナベルアジサイ)の葉には切り込みがありませんから一目瞭然です。

それでもどちらも水揚げが良くないのは同様で、対処法として焼きミョウバンが使われる点も共通しています。似ているけれど、同属ではない、”他人の空似”ということでしょうか?!笑。

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Sosyu:ビバーナム、アレカヤシ