花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今週のお稽古:25、27 Feb 2021

2月という月は実に短く、あっという間に花木の主役は梅から桃に替わります。ということで今週の花材は桃とチューリップでした。

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左 Sさん、右 Tさん:桃、チューリップ

Sさんには節句を祝う花としていけて頂きました。天に向かって立ち登るようなチューリップの葉が力強く、子の成長を願う行事の花にぴったりですね。シンプルですが格調の高い仕上がりで良いと思います。

Tさんには2本の主枝を左右に大胆に展開させる花型をいけて頂きました。傾真型の盛花は挿し口が奥に配されるため、剣山が見えないようにいけるのには苦労しますが、上手くまとめました。3本のチューリップの角度、長さはバランスが絶妙で、品良くとても良いですね。こちらも雛祭りを祝うに相応しい作品です。

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Hさん:桃、チューリップ

Hさんは投げ入れです。まずは基本型の復習で勘を取り戻してから応用花型をいけて頂きました。チューリップは葉の扱いが難しいですし、花も気まぐれにあちらこちらとよそ見をするので厄介なのですが、綺麗に入りましたね。特に応用花型は手直しなしの仕上がりでした。この調子で頑張って下さい!