今日は急遽一種いけのお稽古です。
というのが、たまたま近所で庭木の選定作業に出くわし、立派な枝が目に留まったので思わず「頂けませんか?」とおねだり。気の良い職人さんは「全部持ってって良いよ!」と冗談交じりに快諾してくれたので、早速お稽古に有効活用という訳です。
調べてみると「シラカシ」どんぐりの木でした。
ちなみに、こちらのサイトは優れもので、葉や枝の形状を入力すると候補となる樹木をリストアップしてくれます。
さて木の名前がわかったところで、ひと枝ねじってみると簡単にポキリ。残念ながら "ため"(枝をねじり折り、狙いの形やカーブを作るテクニック、折りだめ)は効かないようです。
その点を踏まえつつ、一種類の材料でもメリハリが出るよう工夫していけるというのが今日のポイントになります。
Sさんは花器を2つ使い、爽やかにいけてくれました。
青々と茂った葉で「密」、軽やかな小枝の線で「粗」、上手に使い分けていますね。
難しい材料でここまで作品に仕上げたとは、ご立派です!