花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

今週のお稽古:26、27 Apr 2021

連休前にIさん、Tさん、Sさんがお稽古にいらっしゃいました。

まずIさんですが、初心に返って基本傾真型の投げ入れを復習なさいました。しっかりと綺麗に入りましたね。

芍薬の蕾は硬くて小さい玉のような形ですが、開くと手品かと思うほど大輪の花になります。ですから花が咲いて作品のバランスが崩れてしまった場合には、思い切っていけ直しをしましょう。

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Iさん:ナナカマド、芍薬

続いて、Tさんは枝もの二種で構成する作品です。青々とたっぷり茂った葉に白い花が愛らしいバイカウツギと、枝先に控えめに緑が見える素朴な表情のナナカマドがなんとも対照的で、シンプルですが語りかけてくるものがあります。花器も作品の雰囲気に良く合っていますね。

Sさんはこの二種の枝ものに花菖蒲をプラスしておいけになりました。風に靡くようにしなった枝の間をスッと姿勢良く立つ菖蒲の姿が美しいですね。こちらも作品から初夏のストーリーを感じます。

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左 Tさん、中央・右 Sさん:ナナカマド、バイカウツギ、花菖蒲

せっかくの連休ですが、非常事態宣言下では家で過ごす時間が長くなりそうです。芍薬バイカウツギは香りも楽しめる花ですから、ストレス解消のお役に立てたなら何よりです。