花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

梅ダレ

いよいよ梅の季節到来ですね。スーパーにも立派な青梅が並ぶようになりました。祖母がこの時期には決まって梅干しや梅酒を作っていたのを思い出します。

私も友人に触発され数年前から梅酒を作っています。初めの年は新しい瓶を買い揃えて、一瓶はオーソドックスにホワイトリカーで、もう一瓶はラム酒で漬けてみましたが、どちらも美味しく出来上がりました。

そして2年目。初回が思いの外うまくいったので、今年もやるぞ!と勇んで梅を買って来たは良いけれど、新物を漬ける瓶の用意をすっかり忘れていたんです。というのも、まだ二瓶とも中身が入ったままの状態で・・・汗。梅は足の早い果実ですから悠長なことは言っていられません。慌てて1年物の梅酒を小瓶に移し、なんとか2年目の仕込みを終えました。が、さぁ残った梅はどうしましょ?ということに。

「梅酒の梅」でレシピサイトを検索すると大概がジャムと出てきます。が、余りジャムを食べない私は "それ以外で何かないかしら?"と考えた訳です。

取り敢えず1粒味見をしてみると、予想に反してさほど甘くありません。ならば甘い味付けにこだわる必要はないと言うことで、料理に使う梅のソースを作ってみることにしました。もともと梅干しを使って梅の和風ドレッシングをよく作るので、その要領で工夫しました。

 

1.まず、梅の種を取り除き、実をみじん切りにします。私の場合、梅酒の梅は少し黄色味かかった熟したものを使ったので、実(み)は比較的柔らかく仕上がっていました。カリカリの状態の場合、包丁でみじん切りにするのでは口当たりが悪いかもしれません。ミキサーなどを使ってペースト状にする方が良いかも?です。

2.梅をホーローなど酸に強い鍋に入れ、そこに酢を加えてから火にかけます。酢の分量はお好みですが、梅の濃度をのばすイメージで加えてみて下さい。火にかけることで、梅のアルコールと酢の酸を飛ばすことができます。鍋底が焦げ付かないように木べらなどでかき混ぜながら様子を見ましょう。この時、決して湯気を吸ったりしないように!死ぬほどむせますからご注意を・笑。

3.アルコールが抜けたら、味付けです。酒、塩、コショー、醤油、めんつゆが基本ですが、梅の糖度によってはみりんや砂糖を加えると良いでしょう。

トロトロという感じになれば出来上がりです。

 

ざっとこんな具合ですが、この梅ダレは冷奴や冷しゃぶ、素麺(めんつゆに混ぜて)にも合いますし、オイルを加えれば梅のドレッシングにもなります。

梅酒の梅の始末に困った方、使い道がジャムばかりで飽きてしまった方は一度お試し下さいね。