花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

花をいける道具

さて、花をいけるにはどんな道具や支度が必要なのか?

習い事としていわゆる◯◯流に入門する場合には、流派指定の教材類など揃えるべき品は色々あるでしょうが、まずは単純に花をいける場合について考えてみましょう。

 

最初に思い浮かぶのは花鋏、花器、剣山ですね。でも実はこれらは代替えがきいたり、無ければ無いなりに方法はあるものです。

鋏は生け花用でなくても構いません。ガーデニング用鋏は100均でも手に入りますからね。フラワーアレンジメントでは鋏ではなく専用のナイフを使うようです。使いこなせるならばナイフだって構わない訳です(因みに私は使えませんけど・苦笑)

但し、これらは切れ味の良い物を選びましょう。話が横道に逸れますが、なぜ生け花用の花鋏が存在するかと言えば、正にその切れ味に理由があるんです。植物の枝や茎の内部には水の通り道があり、これが植物の生命線です。

切れない鋏を使うとこの大事な生命線を押し潰して台無しにしてしまい、結果花まで水が届かない状態になりかねません。植物の日持ちと鋏の切れ味には相関があるという訳です。

 

話を元に戻して…。

花器については大きめの食器鉢でも十分に代用可能ですし、空のペットボトルだって工夫次第で立派な花器になります。要は水の入る容器ならば花器になり得る!ということです。

剣山もしかりで、剣山を使わないいけ方をすれば良いだけのこと。

生け花・三種の神器として絶対に用意しなければというものでもないんです。

どうですか?少し敷居は低くなりましたか?

 

庭先に花が咲いたら、スーパーのレジ脇にお手頃な花を見つけたら、是非いけてみて下さいね。