今日は番外編の「献立のヒント」でお話ししようと思います。
私の作る料理の中で特に評判が良いのがカボチャサラダです。
これ、実は反則技を使っているからなんですが・・・苦笑。というのは、私が使うカボチャが圧倒的に美味しいんです!!!
北海道名寄市で農業を営む遠縁から分けてもらっているカボチャで、特別手を加えなくてもそれ自体が最高に美味しいので、果たして私のレシピの貢献度は如何程か・・・と微妙ではありますが、せっかくなのでご紹介してみようと思います。
ところで皆さんはカボチャサラダを作る時、下ごしらえとしてカボチャをどう処理していますか? レンチン?茹でる?蒸す?
水分が多くベチャッとしていたり、ゴツゴツと繊維の多いカボチャならば電子レンジで加熱するのが手軽で、かつ理にかなった調理法ですね。蒸す方法も素材の味が凝縮されて美味しくなり良いと思います。
が、栗のようにホクホクとした最高のカボチャが手に入る私はあえて「茹でる」を採用しています。茹でるというよりは「煮る」という感じでしょうか。そうすることでカボチャに下味と香りをつけることができます。皆さんもホクホクカボチャに当たった時には是非試してみて下さい。
<カボチャの下ごしらえ>
・種を取り、適当な大きさに切ったカボチャを鍋に入れ、ひたひたになるくらいに水を注いで火にかけます。ちなみに、カボチャの皮は取り除いても、つけたままでも構いません。
・沸騰したら、みりん、砂糖、塩、お好みでローリエやシナモンを加えて、中火で竹串がすっと通るまで煮ます。
・火が入り過ぎないよう、煮あがった順に鍋からあげます。
<プラス+なんちゃってポタージュ>
残った茹で汁をしばらく置き、煮溶けたカボチャが鍋底に沈殿したら上澄みだけを捨てます。
ここにブイヨン、牛乳を加え、味を整えれば即席カボチャのポタージュの出来上がりです!
カボチャサラダ
1. 玉ねぎを薄くスライスし、水に晒してからしっかりと絞って大きめのボールに入れます。
2. 1のボールにオリーブオイル、酢少々、塩コショウを入れ、玉ねぎをマリネしておきます。
3. お好みのチーズ(クリームチーズやブルーチーズ、プロセスチーズなど)を5ミリ角程度に切ります。
ナッツ類もカボチャサラダにはよく合うので、クルミなどがあれば軽くローストして、あらみじんにカットします。
→ 私は手抜きしてアーモンド入りプロセスチーズを使っています、笑。
4. カボチャが茹で上がったらしっかりと水気をきって、熱いうちに2のボールに加え、玉ねぎのマリネとざっくりと和えます。(皮付きの場合、そのままでも構いませんが、私は皮の緑の部分は外して、黄色いところのみ使っています。)
5. 4にマヨネーズ、コーヒーフレッシュ、3で用意したチーズやナッツを加え、カボチャの下味の加減をみて足りなければ塩、砂糖を加えてさらに和えます。この時、カボチャはおよそ2センチ角程度になるよう加減しながら混ぜましょう。ゴロゴロとしたカボチャが残っていた方がデリ風の仕上がりになります。
あら熱が取れたら冷蔵庫で冷やします。少し時間をおいた方が味が落ち着いて美味しいと思いますよ。
ーおまけー
<カボチャの皮のコロッケ>
4でカボチャの皮を外したなら、これを使ってコロッケはいかがでしょう?
a. 皮をすりこぎなどでつぶし、バターとコーヒーフレッシュを加えて馴染ませます。
b. 玉ねぎのみじん切りと挽肉を炒め、塩コショウ、ナツメグで味を整えてaに加えます。マッシュが固い時はカボチャの茹で汁や牛乳で調整しましょう。
c. bを冷蔵庫でしっかりと冷やしてからコロッケの形に整え、小麦粉をまぶし、バッター液、パン粉で衣づけします。種が柔らかく緩んできたら、その都度冷蔵庫に戻すようにします。
d. cのコロッケ種を高温で色づくまで揚げれば出来上がりです。
今回は中にチーズを入れて、ボール型のコロッケにしてみました。