今週は秋らしい花材でお稽古です。
SさんとTさんは七種のまぜざしです。 色のバランスがポイントですが、お二人とも上手くまとめていらっしゃいます。 どちらも和のテイストを残しつつ、モダンな雰囲気も感じられる作品ですね。
秋の七草の一つでもあるススキはこの季節のまぜざしには欠かせません。 ただ、残念ながら葉は持ちが悪く、すぐに丸まってしまいます。 気休めかもしれませんが、水揚げ法は切り口を酢につけるのが効果的とされていますのでお試しください。 逆に穂の方は(枯れものになるまで)長く楽しめますよ。 ホワホワになった穂も可愛いものです。
Iさんの作品も秋の色合いが素敵です。 2本の主枝で構成する応用花型ですが、「真」のトウゴマが姿よく存在感があるので、全く”物足りない"と感じません(むしろ、ここに「副」は挿したくない!)。 この花型のポイントをきちんと踏まえた秀作と言えるでしょう。