冬のヨーロッパ旅行の思い出の一つにクリスマスマーケットがあります。
日本で言うなら酉の市と少し雰囲気が似ているかも知れませんね。
大きなマグカップになみなみと注がれたホットワインで身体を温めながら、屋台を一つ一つ巡るというのは観光客にも十分楽しいものです。
年の瀬になるとその時のことが思い出され、あの甘いホットワインが無性に飲みたくなったりするのですが、今日は少し欲張ってリンゴのコンポートと兼ねて作ってみようと思います。
"ホットワイン"はワイン(赤でも白でも作れますが、赤ワインの方が一般的でしょうか)にシナモンやクローブなどのスパイス、レモンやオレンジなどの果物、砂糖、蜂蜜など甘味を加えて温めたカクテルですが、似たような材料でリンゴやイチジクのコンポートも作りますよね。
今回はリンゴのコンポート(ワイン煮)、ホットワイン、冷たくしてサングリアと、一鍋で三度楽しめるレシピ(というほどのものではないですが・・・)をご紹介します。
・皮と芯を取り除き4つ割りにしたリンゴ、適当にカットしたレモン、オレンジなどを鍋に入れ、赤ワインを注ぎます。赤ワインは上等なものでなくて構いません。1,000円以下で十分です!(今回は紅玉・小5個、レモン1/4個、赤ワイン750ml)
・スパイスはお好みですが、シナモン(パウダーでもOK)、クローブ、生姜のスライス(皮付きの方が香りが立ちます)は外せません。他に粒コショウや八角なども良いでしょう。
・砂糖や蜂蜜をお好みの甘さ加減で加え、火にかけ弱火で10分ほど温めれば完成です。
リンゴはワインにつけたまま冷まし、さらに冷蔵庫で冷やします。ヨーグルトやゆるく泡立てた生クリーム(砂糖は極力控えめで)、アイスクリームを添えていただくと大人のデザートになります。
ワインは温かいまま飲めばホットワイン、冷ましてオレンジジュース(果汁100%!)で割ればサングリアです。コーラで割るのも美味しいですよ。甘過ぎる時は炭酸水で調整しましょう。
甘口なので油断してついつい・・・、飲み過ぎ注意です、苦笑。