さてさて、あなたのいけばな道具セットにはどんなものが入っていますか?
私のお稽古バックの中身を披露すると・・・。
花鋏、花合羽、花バック、雑巾、軍手の他に小型ノコギリ、紙切り鋏、ホチキス、虫ピン、安全ピン、楊枝、割り箸、糸巻きワイヤー(茶・緑)、テグス、両面テープ、瞬間接着剤、マジックペン、メジャー、花の延命剤が入っています。
流派によって多少の違いはあるかもしれませんが、大体こんなところではないでしょうか。
花鋏の他に普通の鋏を入れているのは、花材を縛った紐を切ったりする他、薄い葉先を切る時などはむしろこちらの方が切りやすくて重宝するからです。
ホチキスや虫ピンの類は花材に細工をするのに大活躍。
ワイヤーはとりあえず茶(枝もの用)と緑(花用)の2種類あると良いでしょう。白のワイヤーも花材の色に合わせて着色が可能ですから、余裕があれば用意したいところです。
割り箸はユリの花粉や水に浮いたゴミを取ったりと、手の届かないところの手入れに使います。
私は茶色のマジックを入れていますが、これは枝の切り口が白く目立つ時に塗る用です。本当は淡墨を塗ると教わりましたが、なかなか墨を持ち歩くのは難しいですからね(苦笑)。
メジャーは作品を展示する時に寸法を確認したりと、あると便利です。
延命剤は粉タイプの小袋を入れています。
フローラテープは私はほとんど使う機会がないので入れていませんが、流派によっては必需品かもしれません。
花展の支度となればこれでは不十分ですが、普段のお稽古はこれでほぼカバーできます。ポーチなどにまとめればコンパクトに収まりますから、憂い知らずの備えにおすすめです。