花をいけてみたら変わること

「華道」とかしこまらずに、ただ花をいける楽しさを皆さんと共有できれば嬉しいです

ツヤツヤのパンパスグラス

最近のお稽古にパンパスグラスが頻繁に登場します。今が出荷のピークなのでしょう。

ススキのようにふさふさとした花を咲かせますが、穂のボリューム、茎(鞘)の太さはこちらの方が存在感があります。

米原産・イネ科の草で、東京西支部野外展でお馴染みの昭和記念公園(立川)に群生するパンパスは人の背丈ほどあって、それはそれは見事です。

開花情報(8/19) – 国営昭和記念公園公式ホームページ

 

今回お稽古で使うパンパスは鞘に包まれた状態で届きました。細長いタケノコのような形になっており、この鞘の適当なところに切り込みを入れて、それこそタケノコの皮を剥くような要領で中の穂を引き出して使います。余り根元から剥いてしまうと穂がバラバラになってしまいますので、長さの調整は様子を見ながら進めましょう。

剥き立ての穂は光沢があり、"シロガネヨシ(白銀葦)"の別名がピッタリですが、日が経ち乾燥するとふわふわっと羽毛のような質感になります。ドライフラワーとしても用いられます。

 

Sosyu:パンパスグラス、旭ハラン、蓮の実
       上:剥いた直後、下:3日経過