先週末、青山の草月会館にて草月会東京北支部総会、並びに支部主催講演会が執り行われました。
第1部の総会では2021年度の報告事項と2022年度の計画案が発表され、いずれも会員の皆さまのご承認を得て、無事に終了(ホッ)。
そして第2部は芸術造形研究所の臨床美術士 須藤光和先生をお迎えして「心をほぐす美術の力」をテーマにご講演を頂きました。
臨床美術とは様々なアート作品を制作する過程で得られる右脳への刺激に注目し、「上手い」「下手」という評価の外にある多様性に重きを置いた美術へのアプローチである・・・と私なりに解釈しました。
百聞は一見に如かずということで、参加者も「文字アート」に挑戦し、久しぶりに童心にかえりました。
まず、ハガキに10センチ四方の正方形をラフに描きます。その四角の中に好きな一文字を書いて作品のベースにします。私は雅号から「朱」の字を選びました。
次にハガキの上下を逆さまに返します。これだけで意味を持った文字が、ただのデザインに変身、単純ですが面白いですね。
あとは分割された空間を塗り潰したり、模様を足したり、自由にお絵描きタイムです。
消しゴムなどは使わず、アドリブで線を足していきます。
最後にもう一度ハガキの天地をくるくると回し、自分の好きなアングルを決めてサインを入れます。(私は帰宅後に落款を入れて気取ってみました、笑)
ほんの2~30分の作業だったと思いますが、無心に鉛筆を走らせたモノトーンの文字アートは想像以上に気分の良い出来で(正しく上手い・下手ではなく!)、しばらく額に入れて飾っておこうと思います。