今回も花材はメラレウカレボルーションゴールドというちょっと大袈裟な名前の枝ものとすかし百合です。
このメラレウカは別名ティーツリーとも呼ばれ、オーストラリア先住民族アボリジニの常備薬だったとか・・・。現在でもその葉や茎からはエッセンシャルオイルが抽出され、ハーブとしても使われるそうです。確かにハサミを入れる度にほんのり甘いような、爽やかな香りがします。
このレボルーションゴールドの葉は鮮やかな黄金色ですが、他に新芽が赤いレッドジェムという種類もあるようですね。
さて、Iさんにはこのメラレウカと百合を投げ入れでいけて頂きましたが、とても綺麗に入っています。
同系色の花材でいけるというのはまとまりやすい反面、変化をつけにくく単調になりがちという難しさもあります。同じ色調の中にある濃淡を上手くいかし、花材の形・質感といった要素にも目を向けていけると、より立体的な作品になると思いますよ。